みやこのしこう

通称みやこ目みやこ科みやこ属みやこの、あんまりいないらしいみやこという生き物の生態のひとりごと綴じ。でもメジャー寄りではないけどオンリーロンリーってほど稀有ないきものではない凡俗。珍獣程度だろうか、ありふれてる虫程度だろうか、自分ではよくわからない。

能楽初挑戦


能楽

ですよ!わーい!

その前に軽いイタリアン食べたけどおいしかった〜

個人情報的なアレでここには店名とか感想ださないけど


もちろんちはやの所為です。文化たのしい病の伝播がやばい。安かったし←

教文センターなのに落語並みに安かったし。(大事)

実際行ったら、なるほどこりゃ安いと思いましたが!

完全にニッチな玄人向け\(^o^)/至れり尽くせりと間逆\(^o^)/


解説が開場と共にスタートなんて知らなかったんや………休憩も無いし時間詰め込みすぎやろ\(^o^)/

・和って、耳で聞く文化なんだなってすごい思った。落語なりかるたの和歌の読手なり、香合で匂い嗅ぐのも香りを聞くっていうし。

感じのいい聞き分けできる耳があったらすごい楽しそう。

長唄端唄、筝に竜笛に鼓に篳篥に、ああ〜全然知らんのだ。そんで声。体。洋物でもボイパとか色々あるけど、人間の体からいかに多種多様な音や表現を出せるか、楽器にできるか、音でいかに奥行き3Dに表情や陰翳を見せられるかって文化なのかなあ。

人間の人形化、楽器化。


・舞台がメインの木の舞台(よく鳴り響くやつ)と通路、人だけなんだけど、動きと喋りが独特で、それだけなのにすごいどこにいてどう場面転換するのかめっちゃわかる。

やばいなにあれ不思議。なんでわかるんだろってくらいわかる。狂言な。

二階席で上から見てたけど、あの音、空気の振動はもっと間近で浴びたいなあ。


・事前知識がないと厳しい。

そもそも演目が読めないし、主役をシテとか仕舞に小舞にどこ流派の誰に師事とか、狭くて濃い世界なのね………って、知らなきゃわからないことだらけ。

なので最初に1時間弱も解説してくれるんだろうけど。

一応予習してったからよかったけど

演目の中身がやたら神様、氏神荒神神話いっぱいで、人が人形のように動く所作を追求してる感。神前奉納が起源なんだなあ〜って感じ。

舞踊や雅楽や唄やってたり、能面とか工芸系の人なら絶対楽しめる。

むしろ知れば沼プンプンだわ〜

後ろでBGM、横で祝詞的なの合奏してるから、知らないとなに歌ってるのかほとんど聞き取れないわからないwwwwww


・洋物は起承転結、解説があるもので、和物は説明はぶいて見る者の知識や感覚に委ねるって、違いありすぎwww能だからかもしれないけど…

歌舞伎、文楽狂言はもっとわかりやすい一般向けなんだよね、きっと。歌舞伎文楽は演目かぶるらしいし。

すごい特殊ジャンル感なので、演者さんたちも人口膾炙すんのすごいがんばってる感じするわ…

色んな所からとっかかりあれば楽しいだろうけど、全くの何も知らない素人が見たら苦痛でしかないからな多分www


・とても異世界に迷い込んだ感じで、一つの世界が構成されてんな〜って深さを感じました。おもしろかった!

動きがほんと綺麗なんだよねえ…演じる人たち以外も、五人囃子的な四人で(なんて言うか知らないんです!)対称になるように並んだり出たり入ったり。

入退場のタイミングも柱に合わせて等間隔で、ぶつからないよう計算されてルール化されてて、ああ〜………茶道でいうと花月

最初から最後まで綺麗に動きを見せるんだなって思いました。

おもしろいくらいに異世界!!!