みやこのしこう

通称みやこ目みやこ科みやこ属みやこの、あんまりいないらしいみやこという生き物の生態のひとりごと綴じ。でもメジャー寄りではないけどオンリーロンリーってほど稀有ないきものではない凡俗。珍獣程度だろうか、ありふれてる虫程度だろうか、自分ではよくわからない。

5/28〜 空白の章

空白があれば思考反省感情迷い欲望試行が跋扈する。

空白はどこから何を狙って来るんだろう。


浴びるように食べる。

溺れるように呑む。

満たされるまで際限なく埋める。

そういう食べ方をしてしまうのは中身が空っぽだからだし、

そういうときにそんな暴力的につっこんだって焦げ付いて痛みを誤魔化すためにもっと痛めつけるアル中ヤク中でしかない

落ち着いて深呼吸して、ちゃんと味やそのものを確かめて自分に消化されろ、という儀式に切り替えなくては救いがない。

救いが無いんだ


我が大罪は暴食。

水も物も記憶も時間も感情も言葉も強欲に任せてただ食べる、食べる壊れるほどイカれるほど。

そんな罪を積み重ねてきたから、浄化の術を覚えなくてはいけない。

一度スイッチの入った言葉も溢れて止まらない。

だからダメなんだ常に過剰でスイッチがイカれてる0か100しかない壊れた電気信号

ねむれないんだ自業自得身から出た言葉よ


どうしてそんなに空っぽなのか

前だったら、好きなものひとつ、不眠不休すべてを忘れて描くだけでよかったんだ


今は、描くこと以外の何かも身につけたい、安心を得たい、でも描く技術も伸ばしたい、埋めたいものがありすぎてありすぎて、

どうしてそんなに求めるほど空っぽになってしまったんだ

誰か他人に、何か周りに、自分の未来に、何を奪われてしまったのか

何かをあてもなく求めては飽きたら捨てて、

心は始めから空っぽだったのではない、大砲か夜襲のように何かがぶち壊して心のどこかを奪っていった

クレーターのようにざらついたでこぼこした跡地が焦げ付いて、何かを求めている

何があっても平気なように強くなるためにいろんなものに手を出して飽きては捨てて、すりおろされてくたびれ果ててる


からっぽは何にでもなれる

強さにも弱さにも自信にも不安にも傲慢にも謙遜にも自分にも自分以外にも

平穏以外の何にでも