みやこのしこう

通称みやこ目みやこ科みやこ属みやこの、あんまりいないらしいみやこという生き物の生態のひとりごと綴じ。でもメジャー寄りではないけどオンリーロンリーってほど稀有ないきものではない凡俗。珍獣程度だろうか、ありふれてる虫程度だろうか、自分ではよくわからない。

弱ペ⚫︎インハイまで二周目キメました


全然そんな予定ではなかったのですが。
用事済ませたら職場の隣でマンガ読めるところあるので、七つの大罪5〜10泣きながら読んでから弱ペダ1〜27までキメてきました。
うるせえ!
体が読めと言っていたんだ!
今読まないでいつ読む!特に二周目なんて!20巻以上あるし!
今俺は!読みたいという欲に突き動かされている!
これが生きるってことだ!俺ァ今生きている!
今までになく!最近久しく感じてなかった衝動!
俺は今このために生きている!!!

そんな気分でアドレナリン全開で読みました。なんかもう完走することに意義を見出したし時間も体力も有限なので、ペース配分しつつ、しかしイイトコガッツリ背筋正してきました。

初見段階では、
個人的に荒北はアイドル
御堂筋はじわじわ来るあの世界の対の象徴、みたいな感じのお気に入りでした(もちろん総北の信頼と力もやばいです)
御堂筋くんはダークヒーローかヒールで、何をしても勝つ、勝つために削ぎ落とし何にでも形を変える、変化を恐れない、もしくは恐れを見せず克服していく、自分を受け入れなかった世界に自分を叩きつけるためにも、みたいな叛逆の強さのように感じていたのですが。

二周して見えてきたものは「純粋さ」でしたね。

ただ純粋に、雑念を全て薙ぎ払い純粋に結晶化したそれは、独特で唯一そのものオリジナルの形、美しさでしたね。
御堂筋は純粋に勝利
真波は純粋に闘い、死闘
坂道は純粋に楽しみ
荒北は純粋なアシスト
今泉は純粋な静かさを見出し
総北は、特に金城さんや田所っちに顕著なように勝つために繋ぎ、つーか泣いたわチクショー仲間とか信頼とか背負ってきたものすごすぎだろクッソクッソ、選手もサポートも全員役割あってそれを果たしてのチーム、感がすごいな………
金城さんのマネジメントはんぱねーっつの。手嶋さんにも充分受け継がれてるが。
あっ新開さんが落ちる荒北さんに手を伸ばしたのも荒北が最後に福ちゃんに求めたのも、正直グッときました。荒北みたいな子、元々大好物です。
ヒギィ(豚)

みんな、純粋にそれぞれが持つ強さを全開にして、あの場に辿り着いた。
惹かれぬわけがない。

あとあと、石垣クゥンは、乗せられたら負けだ乗せられたら負けだ(元腐現原作厨としても)と思ってきたけれど、今まで培ってきたものじゃ届かなかった新しい世界を拓かされ、
その強さを知り、
その純粋さを知り、
心の底から純粋なアシストとなり、
御堂筋のことだけを必死に考えまくったあの日、御堂筋くんを真に引っ張って甘言にも乗らずただ引っ張って存在を後ろに感じ、フェーズをこなし、心の底から腹の底から想いを込めてペダルを回し、
それであの落車の危機から救われての見開きでしょ?
地面に激突して終わったかと思ったら目の前に視界いっぱいの御堂筋くん。
遅れてくる、あの御堂筋くんに駒でも何かを求められ手を伸ばされ背中を掴まれ救われた事実、アシストは自分という事実、
正直石垣さんの世界は御堂筋くん一色となり、あ、これは惚れたな
っておもいました。
東堂と巻ちゃんじゃないけどさ!
あー惚れたわーなんかもう恋だか愛だかわからないしそういうんじゃなくても惹かれて惹かれてわかんない現象だわー名前つけられねーわーコレ手の施しようないし当人がひたすら納得のいく形になるまでがんばる類のアレやわー落とし穴に落ちるようにどっぷりやわー我慢の石垣さんだから大丈夫でしょうが?

っておもいました。
あれは仕方ない。
それにしても純粋さと御堂筋くんの形をはっきり認識して、キモキモ否定も含めた御堂筋くんを微笑んで見られるのは、石垣さん………!!!
わかってやれなくてごめんな、がツボです。
いや、惹かれるよね、あの純粋さ、ね!わかる人きっとちらほららおるで!意外と倍率高いよ!
とかおもったりします。
過去回想シーンからの大切にしてた歯もヒビ入って全てを失って、そこからなぜか通い続けた仲間の坂道くんに救われ、髪も足もなくしてもいいにつながるの、もっともっと強くなる片鱗見せてて、すばらしいです。
レース中にお母さん死んだって、おまえ…それまさか、おまえのことじゃ…それを今泉くんにぶつけるかみたいなね、すごいよね、今泉くんもすごいよね。
とにかく御堂筋くんはダークヒーローでもヒールでも正統派選手でもなんでもいい、勝つためにならなんにでもいい純粋な結晶なんや…!!!(壁ドン)

話ずれるけど作者さん、イイトコでまとめて回想いれて、それから現在に戻し一気に決着つけるか伏線回収するかの流れ、あれほんとメリハリと緩急ついてて読みやすくめ、話の展開作りのプロだなって感じます。
簡単にできることじゃねぇぞ。長いスパンでの作品作りに長けてないと。生半可じゃねぇ。


あのあとあと、今泉くんの坂道さんへの無条件の信頼はなんなんだろう、おまえも意外と信じるタイプだよね、すげぇっておもいます。
二周したら今泉くんがどう挫折し苦しみ心折られまくって生まれ変わり連れてこられ成長したかがよくわかって、今泉くんも影の主役やろ第二の主役やろ!っておもったけど、
みんな・・・主役ですよね・・・それぞれの人生と想いを込め・・・
みたいな気持ちになるので弱ペダは卑怯ですね。
誰か一人欠けたならば!

ペダルを踏んだ分だけ強くなる、はみやこ胸に刻み前に進むための大切な言葉です。

検索避け伏字は割とすぐ諦めました。